離婚の理由


離婚の理由はただ一つ

『一緒にいられなくなったから』

それだけだ。

個々の事情は別にして

一緒に居られないから離婚をする

すごく自然なことだと思う。


私は
21歳の誕生日に結婚して、22年

43歳の誕生日に離婚届けを出した。


離婚なんて珍しい事ではなくなったけど

いつも他人事だと思ってたし
今まで通りの毎日を過ごして

このまま歳を取っていくものと思ってた。


念願だった戸建てを購入して直ぐに
会社の異動で通勤が往復4時間になって
家事と満員電車で毎日クタクタだった。

それが日常になって2年ほど経った頃
夜になると訳も分からず涙が出るようになった。


何をしても涙が止まらない

泣きはらして眠る毎日。


後になって鬱だって分かったけど


それが半年続いて
此処には居られない、そう分かった。


仕事を辞めるとか、転職とか

他の解決方法もあったのかも知れない
それでも出てきた答えは離婚でした。


本当は『離婚』なんてしたくなかった

自分の人生計画に『離婚』なんて無かった。


それでも訳も分からずに涙が出ることも
辛いことを相談したりも出来ずにいたのは

相談しても

何も変わらないことも分かってたから。


辛いときに

助けにならない相手と一緒にいるのは

余計に辛い。


仲は悪くはなかったけど

いつも自分だけが頑張っていた気がして
もう疲れた、そんな私がいた。


別居の提案もしてくれたけど

離婚を承諾してもらった。


今まで築き上げてきたものを
すべて手放すことは不安だったけど
泣いてる自分にサヨナラするには

離婚しかないと分かってしまったから。


自分名義でローンを組んだ家

旦那にあげて

キャリーケースに洋服を詰め込めるだけ詰めて
家を出た。




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